【解説】腰痛を柔道整復師が改善する！
腰痛に悩まされている患者様の訴えです。
「鎖骨骨折後、肩と首に痛み。テレワークで腰痛が悪化。寝起きが最も痛い…」
「首、肩、背中、腰が張って痛いし疲れる。痛みがこのまま取れないかもと不安…」
「首、肩はずいぶん前からおかしい。腰は半年前ぐらいにすごく痛くなってからずっと調子が悪い。股関節がたくさん歩いたときと重い物を持ったときに痛くなる…」
「子どものときから首肩こり、産後は腰痛にずっと悩まされてきた。電車で20分立ってると痛くなる。この先歩行困難にならないか不安…」
「運動不足なので、肩のストレッチをした直後から肩甲骨の内側が痛み出し、整形外科でリハビリに通う。イスに座ってるときが一番苦痛で座ってられない…」
腰痛は、現代人にとって非常に身近な悩みの一つです。
腰痛は様々な原因が考えられますが、患者様の具体的な訴えを詳しく聞き取り、総合的に判断することが重要です。
このような症状が気になれば、早めに専門家にご相談ください。
目次
1．腰痛の代表的な症状と特徴
私たち『髙橋治療室』に来院された腰痛で苦しむ患者様たちの訴えです。
一人ひとりの患者様が腰痛を訴えていました。
そして、その原因は一人ひとり違ったのです。
症状別の考えられる原因です。
（1）腰に違和感があり朝起きたときにジンジンする
「腰が常に違和感がある。たまに朝起きたときジンジンする。将来がもっとひどくなるかもと不安になる」
原因
腰椎椎間板症、慢性的な筋肉の緊張、姿勢の悪さなど。
施術
●患部のマッサージ
緊張している筋肉を緩め、血行を促進します。
●整骨
体の歪みを整え、腰椎への負担を軽減します。
●ストレッチ指導
腰や背中の筋肉を伸ばすストレッチを指導し、柔軟性を高めます。
（2）起き上がるときと立ち上がるときに腰が痛む
「いつも朝起き上がるときとイスから立ち上がるときに腰が痛くなる」
原因
腰椎椎間板症、腰部の筋肉の硬さ、寝具との相性が悪いなど。
施術
●腰部のマッサージ
筋肉の緊張を緩め、血行を促進します。
●体幹トレーニング
腰を支える筋肉を強化し、安定性を高めます。
●寝具のアドバイス
体に合った寝具を選ぶようにアドバイスします。
（3）歩くと右のおしりとスネの外側がすごく痛い
「整形外科のリハビリに通院中。腰椎椎間板症。歩き始めてすぐに右のおしりとスネの外側が激痛で立ち止まる」
原因
椎間板ヘルニアによる神経の圧迫など。
施術
●患部のマッサージ
痛みのある部位の筋肉を緩め、神経の圧迫を軽減します。
●ストレッチ
神経が通っている部位のストレッチを行い、神経の圧迫を緩和します。
●姿勢矯正
姿勢の悪さが原因の場合は、姿勢矯正を行います。
（4）腰の痛みの原因をさぐってほしい
「腰が痛い。痛みの原因をさぐってくれそう。ストレッチを教えてくれそう」
原因
腰椎椎間板症、筋肉の緊張、姿勢の悪さなど。
施術
●丁寧な問診
痛みの場所、強さ、悪化する状況などを詳しく聞き、原因を特定します。
●触診
筋肉の状態や関節の動きなどを確認します。
痛みの原因となっている部位に対して、適切な施術を行います。
●ストレッチ指導
痛みの軽減や予防のためのストレッチを指導します。
（5）腰痛と左外もものしびれを良くしたい
「3年前から腰痛がある。3カ月前から左外ももにしびれがあります。ストレッチや湿布をしてましたが良くなりませんでした。良くなって旅行がしたい」
原因
椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などの可能性。
施術
●患部のマッサージ
痛みや痺れのある部位の筋肉を緩め、神経の圧迫を軽減します。
●ストレッチ
神経が通っている部位のストレッチを行い、神経の圧迫を緩和します。
●姿勢矯正
姿勢の悪さが原因の場合は、姿勢矯正を行います。
2．もし、病院に通っても腰痛が治らないなら…
腰痛は、原因が複雑で、個人差も大きいため、一概に「病院で治らない」とは言えません。
しかし、病院での治療だけでは改善しない場合もあります。
（1）腰痛が治らない理由
診断の難しさ
●原因の多様性
腰痛の原因は、椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、筋肉の炎症など、非常に多岐にわたります。
●画像検査の限界
X線やMRIなどの画像検査で異常が見つからない場合もあります。
●複合的な原因
複数の要因が重なって痛みが出ているケースも少なくありません。
治療の限界
●薬の副作用
痛み止めなどの薬は、副作用が出る可能性もあります。
●手術のリスク
手術は効果が期待できる一方で、感染症や神経障害などのリスクが伴います。
●個人の体質
同じ治療法でも、人によって効果が異なる場合があります。
生活習慣の影響
●姿勢の悪さ
長時間同じ姿勢での作業や、猫背など、姿勢の悪さは腰痛を悪化させます。
●運動不足
筋肉が弱ると、腰への負担が増加します。
●ストレス
ストレスは筋肉を緊張させ、痛みを悪化させることがあります。
その他の要因
●内臓疾患
腎臓病や膵臓炎などが原因で腰痛が起こる場合もあります。
●心理的な要因
痛みへの恐怖や不安が、痛みを慢性化させることがあります。
（2）病院で治らない場合の対処法
別の専門家への相談
柔道整復師、鍼灸師、理学療法士など、他の専門家への相談も検討してみましょう。
生活習慣の改善
姿勢を正したり、運動をしたり、ストレスを減らすなど、生活習慣を見直しましょう。
代替療法
アロマセラピーやヨガなど、リラックス効果のある療法を試してみるのも良いでしょう。
痛みのマネジメント
痛みと上手く付き合っていくための方法を学びましょう。
（3）柔道整復師ができること
柔道整復師は、主に筋肉や関節の調整を行います。
マッサージ
緊張した筋肉を緩め、血行を促進します。
骨盤矯正
骨盤の歪みを整え、腰への負担を軽減します。
ストレッチ指導
筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるためのストレッチを指導します。
姿勢指導
正しい姿勢を身につけ、腰への負担を軽減します。
3．柔道整復師の腰痛の対処法
腰痛は多くの人が悩んでいる症状の一つです。
柔道整復師は、その原因や症状に合わせて様々な施術を行い、腰痛の改善を目指します。
（1）腰痛の原因
腰痛の原因は様々ですが、主なものとして以下が挙げられます。
筋肉の緊張
長時間のデスクワークや運動不足などによって、筋肉が硬直します。
姿勢の悪さ
猫背や反り腰など、間違った姿勢が腰に負担をかけます。
椎間板ヘルニア
椎間板が飛び出し、神経を圧迫します。
腰椎分離症・すべり症
腰椎の骨に異常が生じ、痛みを引き起こします。
（2）柔道整復師が行う施術
柔道整復師は、患者様の状態に合わせて、様々な施術を行います。
マッサージ
緊張した筋肉を緩め、血行を促進します。
電気療法
低周波治療器などを使用し、筋肉の収縮を促し、血行を改善します。
温熱療法
温熱パックなどを使用し、筋肉を温めて血行を促進し、痛みを和らげます。
骨盤矯正
骨盤の歪みを整え、腰椎への負担を軽減します。
ストレッチ指導
筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるためのストレッチを指導します。
姿勢指導
正しい姿勢を身につけ、腰への負担を軽減します。
（3）施術の効果
痛みの軽減
筋肉の緊張を緩めることで、痛みを軽減します。
可動域の拡大
関節の動きがスムーズになり、日常生活が楽になります。
再発防止
姿勢改善やストレッチ指導により、再発を防ぎます。
（4）施術を受ける際の注意点
施術者の資格確認
柔道整復師の国家資格を持っているか確認しましょう。
施術内容の説明
施術内容について詳しく説明してもらい、納得した上で施術を受けるようにしましょう。
痛みの訴え
施術中に痛みを感じたら、すぐに施術者に伝えましょう。
継続的な治療
症状によっては、数回の施術が必要となる場合があります。
（5）腰痛予防のためにできること
正しい姿勢
デスクワーク中や立ち仕事中の姿勢に注意し、猫背や反り腰にならないようにしましょう。
ストレッチ
毎日、腰や背中のストレッチを行うようにしましょう。
運動
ウォーキングや水泳など、全身運動を行いましょう。
体重管理
肥満は腰への負担を増やすため、適正体重を維持しましょう。
4．腰痛のお悩みは専門家へ
腰痛でお悩みの方は、一度柔道整復師にご相談ください。
一人ひとりの症状に合わせて、適切な施術を行います。
個々の腰痛の症状や状態は異なりますので、必ず専門家に相談し、ご自身に合った改善を目指しましょう。
