【解説】頭痛、首こり、肩こりを整体で改善する!

頭痛、首こり、肩こりに悩まされている患者様の訴えです。
「目の奥が痛い…」
「頭の奥が脈打つように痛い…」
「締め付けられるような頭痛で困っている…」
「首を動かすと痛い…」
「首が凝って硬い…」
「首を回すと痛い…」
「肩甲骨の間が痛い…」
「肩が凝って辛い…」
「肩甲骨がはがれるように痛い…」
「腕が上がらない…」
「首と肩が繋がっているように感じる…」
頭痛、首こり、肩こりは、現代人にとって非常に身近な悩みの一つです。
頭痛、首こり、肩こりは様々な原因が考えられますが、患者様の具体的な訴えを詳しく聞き取り、総合的に判断することが重要です。
このような症状が気になれば、早めに専門家にご相談ください。
目次
1.頭痛、首こり、肩こりの代表的な症状と特徴

一人ひとりの患者様が頭痛、首こり、肩こりを訴えていました。
そして、その原因は一人ひとり違ったのです。
以下は私たち『髙橋治療室』に来院された頭痛、首こり、肩こりで苦しむ患者様たちの訴えです。
症状別の考えられる原因をご紹介します。
(1)首が痛くて眠れない
「首が痛くて眠れない。整形外科で5番と6番が神経に触っているのが原因と言われ、牽引と電気をずっとあてていましたがなかなか良くなりません…」
頚椎椎間板ヘルニアの可能性があります。
椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みや痺れが生じます。
頚椎症(けいついしょう)の可能性も考えられます。
頚椎が変性して神経を圧迫し、痛みや痺れを引き起こします。
(2)長時間のパソコン仕事で、頭痛と吐き気が起こる
「パソコンのモニターを長時間見ながら仕事をしてたら、頭痛と吐き気で2日間寝込んだ…」
眼精疲労やストレートネックが原因と考えられます。
長時間同じ姿勢でいることで首や肩の筋肉が緊張し、頭痛や吐き気を引き起こすことがあります。
(3)左右を向くと首が痛い
「首を左右に向くとき痛い…」
首や肩の筋肉の緊張が主な原因です。
長時間のデスクワークやスマホの使用などが原因となることが多いです。
(4)20年前から首が痛くて回らない
「20年前から首が痛くて回らない。歯磨きで下を向くと首がピキッとなり固まります。モーラステープを貼ると良くなるがすぐ再発する。根本的に良くして欲しい…」
慢性的な筋肉の緊張や関節の動きが悪くなっている可能性があります。
長年の痛みによって筋肉が固まり、動きが悪くなっている状態です。
(5)仕事が重労働でストレスによって頭や顎などが痛い
「調理仕事で重労働。ストレスもかかる。左側だけ頭痛で毎日頭痛薬飲んでる。夜中の食いしばりで顎が痛い。上を向くと首、肩、背中が痛い…」
筋肉の疲労、姿勢の悪さ、ストレスが複合的に原因と考えられます。
特に、調理仕事による体の負担とストレスが、頭痛や顎の痛みを悪化させている可能性があります。
2.もし、頭痛、首こり、肩こりが治らないなら

頭痛、首こり、肩こりに長年悩まされているとのこと、大変つらいですね。
これらの症状は、日常生活に大きな影響を与え、QOLを低下させてしまいます。
もし、これらの症状がなかなか改善しない場合、考えられる原因と対処法について、いくつかご紹介します。
(1)なぜ治らないのか?考えられる原因
根本的な原因が特定できていない
症状を引き起こしている根本的な原因が特定できていない可能性があります。
複合的な原因
姿勢の悪さ、ストレス、生活習慣など、複数の要因が絡み合って症状が出ている可能性があります。
治療法が合っていない
現在の治療法が、ご自身の症状に合っていない可能性があります。
慢性化している
長期にわたって症状が続いている場合、慢性化し、なかなか改善しないことがあります。
(2)症状が治らない場合の対処法
専門家への再診
●整形外科
X線やMRIなどの画像検査を行い、より詳細な診断を受ける。
●神経内科
頭痛の原因が神経に起因している場合、神経内科を受診する。
●他の専門家
鍼灸師、柔道整復師、理学療法士など、他の専門家の意見を聞く。
生活習慣の見直し
●姿勢の改善
デスクワーク時の姿勢を意識し、定期的に休憩を取り、ストレッチを行う。
●睡眠の質の向上
規則正しい睡眠を心がける。
●運動
軽い運動を習慣化し、身体を動かす。
●食事
バランスの取れた食事を心がける。
●ストレス管理
ヨガや瞑想など、リラックスできる時間を設ける。
治療法の変更
●薬の変更
現在の薬が合っていない場合は、医師に相談し、別の薬を試す。
●治療法の追加
温熱療法、電気治療、マッサージなど、他の治療法を追加する。
●代替療法
アロマセラピー、鍼灸など、代替療法を試してみる。
3.頭痛、首こり、肩こりの柔道整復師としての対処法

柔道整復師は、それぞれの患者様の症状や体質に合わせて、様々な施術を行います。
以下に、一般的な対処法をいくつかご紹介します。
(1)施術内容
マッサージ
緊張した筋肉を緩め、血行を促進することで痛みを和らげます。
整骨
体の歪みを整え、神経の圧迫を軽減します。
ストレッチ指導
筋肉の柔軟性を高め、関節の可動域を広げるためのストレッチを指導します。
電気療法
低周波治療器などを使用し、筋肉の収縮を促し、血行を改善します。
温熱療法
温熱パックなどを使用し、筋肉を温めて血行を促進し、痛みを和らげます。
(2)各症状に対する施術例
首が痛くて眠れない
首や肩の筋肉を緩めるマッサージ、体の歪みを整える施術、首のストレッチ指導。
長時間のパソコン仕事で、頭痛と吐き気が起こる
首のストレッチ、肩甲骨周りのマッサージ、姿勢矯正。
左右を向くと首が痛い
首の筋肉を緩めるマッサージ、肩甲骨周りのマッサージ、首のストレッチ指導。
20年前から首が痛くて回らない
関節の可動域を広げるための関節モビライゼーション、筋肉の柔軟性を高めるストレッチ、トリガーポイント療法。
仕事が重労働でストレスによって頭や顎などが痛い
全身のバランスを整える施術、姿勢矯正、ストレスを軽減するためのリラクゼーション。
4.頭痛、首こり、肩こりは専門家にご相談を

柔道整復師は、患者様の症状に合わせて、様々な施術を行います。
痛みやしびれなどの症状に悩んでいる方は、一度柔道整復師にご相談ください。
頭痛、首こり、肩こりの症状や状態は人それぞれ異なりますので、必ず専門家に相談し、ご自身に合った改善を目指しましょう。